メロディーだけを練習すると歌は下手になる

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みなさんこんにちは\(^o^)/
東京都内渋谷区恵比寿駅徒歩2分のボイトレ、ビジネスボイトレ、話し方スクール
『ファイブイービジネスボイスコーチ&ボーカルトレーニングスクール』代表の浦麻紀子です!

審査員、セミナーのお仕事やバックミュージックのサポートなどで全国各地をまわることもあります。
プロの方の尊敬するシンガーさんの後ろでコーラスしたり鍵盤を弾いていると、やはりこちらもテンションが上がります!

審査員のお仕事をさせてもらっていると本当に勉強になりますし自分も成長出来ます。
最近の人はみんな上手いなーって思いますよほんまに!!

それだけみなさんが日頃一生懸命に歌を練習してくれているからだと思います!!うちももっと練習したくなりました!!
今はカラオケ番組も増え、カラオケ大会で入賞した方などが活躍されているのを見ると本当に嬉しいです!!

過去にとある事務所さんのオーディションの審査員を務めたことがあります。
みなさんとても上手なのでした!が、
どうしてもメロディーが優先されてしまい、言葉や特にリズム感が無かったように感じました。

最近は特に舌の使い方が上手い人が少ないなと感じることが多く、今回も甲状舌骨筋等の使い方がとても気になりました。

言葉は、子音と母音です。

歌というのは、言葉にメロディーが絡んでいるものです。
が、だんだん上手くなってきたりその曲に慣れてきたりすると、言葉よりもメロディーが立ってしまうことが往々にあります。またその逆で、言葉を立たせすぎてメロディーを失っているものもあります。絡み合うのではなく、どちらかに依存しすぎてしまう。
子音と母音の距離がすごく近い人、逆に離れすぎている人。

オーディションでは、ピッチもそこそこ安定していて声量もほどよくあり、身振り手振りなどの表現が出来ている方がほとんどでした。が、
残念ながら、リズム、メロディー、言葉が絡んでいたなという方はいませんでした。メロディーラインを追いすぎて言葉が引っ込んでしまったり、フェイクであろう部分がフェイクでなくメロディーになってしまったり、言葉を引っ張り出すあまりに感情をのせすぎて無闇に大袈裟に聞こえてしまったり、言葉の子音だけが突出してしまい音同士のフレージングとしての繋がりが希薄になってしまったり、

「メロディーと言葉のマリアージュ」とでも言うのでしょうか、
料理に例えるとカレーライスのような歌が一番美味しいのかなと思います!
ルーとご飯のバランスの好みはそれぞれあるにせよ、二つが一つになってはじめてお互いの良さが引き立つのだと思います。
これが、ご飯だけになったりルーだけになると、それはもうカレーライスではありません。
このバランスがとても難しいですね。
難しいからこそ、最高のバランスのカレーライスは最高に美味しいですもんね!

特に子音と母音の距離は表現するにあたってとても重要なので意識してもらえると嬉しいです!!

オンラインレッスンやテキストレッスン、作曲、弾き語りレッスンも行なっております。

http://ula-voice.com/