3月9日!レミオロメンの名曲から学ぶ歌唱術

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みなさんこんにちは\(^o^)/
東京都内渋谷区恵比寿駅徒歩2分のボイトレ、ビジネスボイトレ、話し方スクール
『ファイブイービジネスボイスコーチ& ボーカルトレーニングスクール』代表の浦麻紀子です!

新型コロナの影響で、自粛生活、ステイホーム、巣篭もり、なんていう言葉がトレンドになるようになりましたね。

そんな中、春を迎えます!
桜の美しい季節ですね!
ゆっくり大勢で花見したいですね( ; ; )

そして、今日は3月9日ですね!!

レミオロメンの名曲『3月9日』
みなさん、もうご存知ですね\(^o^)/

卒業シーズンや結婚式などで幅広く歌い継がれているこの名曲。

今回はこの素晴らしい歌詞から
上手く歌うフレージングやボイトレを紹介させていただきたいと思います!

流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます

一つ目のポイントは、「ですます」調。
昔の曲だとキャンディーズの『春一番』、最近ではEXILEの『道』でもこの技法が使われています。

◾︎キャンディーズ『春一番』~雪がとけて川になって 流れて行きます つくしの子が恥ずかしげに 顔を出します もうすぐ春ですねえ ちょっと気どってみませんか~
◾︎EXILE『道』~さよなら泣かないで忘れないよ
離れても愛しています~

吉田拓郎さんや松本隆さんがパイオニアと言われておりますが「ですます」が歌詞にちょこっと入っているだけで世界観がぐっと広まりますね!
そして、『3月9日』バラードには何と言っても「語り」歌唱法にはピッタリ!
淡々と粛々と、一つ一つの言葉を置いてくるように、生卵をコンクリートの上に優しく並べてゆくように歌いましょう!ボイトレとしては音を切るのではなく、息の流れがまっすぐ前方に伸びていることをイメージしてボイトレしましょう!放物線を描くように、そしてその上に卵を優しく乗せてゆきましょう!

溢れ出す光の粒が
過ごしずつ朝を暖めます
大きなあくびをした後に
少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入口に立ち
気づいたことは1人じゃないってこと

瞳を閉じればあなたが
まぶたのうらにいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

この曲は「静かなもの」と「躍動的なもの」の対極した2つの場面展開がすごく上手く織り交ぜられています。
二番の歌詞にも随所に散りばめられています。

砂ぼこり運ぶつむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで見とれました

上手くはいかぬこともあるけど
天を仰げばそれさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであればそれは幸せ

・静かなもの
「瞳を閉じれば」「光」「空」「月」「待つ」
・躍動的なもの
「大きなあくび」「つむじ風」「羊雲」「洗濯物」

歌詞を読むだけで情景が目の前に出てきそうな、想像力をしっかりと掻き立ててくれる逸品です。

それなのに具体的な情景(大きなあくびや洗濯物に絡まるなど)を含んでいるので「あるある」感も相まって聴き手の妄想力がさらに増し、悲しいような嬉しいような切ないような気持ちになります。

ではどうやって上手く歌うのか!ボイトレの方法としては、

「上手く歌う」というよりも、

「言葉を紡ぐ」

ように歌ってみましょう。
ひとつひとつの音を大切に歌います。基本的にはサビ以外はベンドアップしないように歌ってみましょう!いわゆる「しゃくり」です。「しゃくり」をしないで淡々と言葉を置いてくるように歌ってみましょう。
逆にサビではしゃくりを入れてみましょう!平歌(サビ前までの部分)をしゃくり無しで歌う分、サビに入れると平歌と対比して躍動的に聞こえます。

歌詞から曲のイメージを読み取り、
聴き手に映像を想像させることができるととても素晴らしいと思います!

オンラインレッスン、弾き語りレッスンや滑舌、話し方レッスンも行なっています

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