倍音とは。声の特性を知ることで歌や話し方が上手くなる

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みなさんこんにちは\(^o^)/
東京都内渋谷区恵比寿駅徒歩2分のボイトレ、ビジネスボイトレ、話し方スクール
『ファイブイービジネスボイスコーチ& ボーカルトレーニングスクール』代表の浦麻紀子です!

もう年末12月であと少しでお正月ですね!昨年は実家で正月番組を見ながらお雑煮を食べました!

年末真っ只中!そして新年が始まりますね!新しいことがたくさんやってくるというのはワクワクしますね!!うちもこの時期は研修の講演や出張が多いです!
みなさんも新年の挨拶、新年会、送別会、カラオケ会などで声をたくさん出すシーンもあるのではないでしょうか。
人の声の特徴についてお話ししますね!

整数次倍音ってご存知ですか??
倍音とはある音が鳴ったときに共鳴したり付随して出てくる音のことで、楽譜上では同じ音でも楽器によって音色が違うのは含まれる倍音が異なるからなのです。実はこの倍音は人間の声にも存在し、それが個人の声質を決めているのです。

倍音には、整数次倍音と非整数次倍音の2種類があります。整数次倍音とは2分の1、3分の1、4分の1という整数の波長を持つ音のこと。対して、非整数次倍音の波長は不規則であり、ギターの弦をこすったときや風の音、虫の鳴き声など自然の音もそうです。

そして人の声もこの2つに分類することができます!
たとえば、タモリさんの声は整数次倍音。特徴として太くハリがあり、御経を読むときの僧侶のような声ですね!

整数次倍音の声というのは聞く人に荘厳さや求心力、カリスマ性を感じさせます。デビュー当時のモノマネ時代?のタモリさんは荘厳なその声が視聴者との距離を作り芸風もクセが強かったためあまり一般受けはしなかったと思います。

そこから、「笑っていいとも!」の司会を始めてから若手タレントと友達のように気さくに話をしたりして親しみやすく身近な存在に感じられてきましたね!とはいえ声には依然カリスマ性があるわけで、神秘的なその2面性が視聴者の心を引きつけているのだと思います。
黒柳徹子さんも整数次倍音が強いですね!お二人ともカリスマ性があるにも関わらず親しみやすいキャラクターと喋り方でそのギャップが笑っていいとも!や徹子の部屋などの長寿お化け番組を作ったのだと思っています!

そんな2人とは対照的なのがビートたけしさんです。彼の特徴でもあるハスキーボイスが非整数次倍音です。
この声は親密感ややさしい印象を与えます。たけしさんといえば毒舌!ですが声質が毒を和らげて笑いに変わっていますね!実際タモリさんも「たけしは何を言っても平気だけど、俺が毒のあることを言ったらクレームが来る」と言っておられました。

歌手の森進一さんも非整数次倍音の強い声の持ち主です。特徴的な声と親密感も相まってモノマネされやすいですね!モノマネしたくなる声ですね!これは倍音による効果だと思っています。

人の声は整数次倍音と非整数次倍音に分類できるのですが、両方使える方もいらっしゃいます!そう、日本の宝、美空ひばりさん。倍音に注目して彼女の歌を聴くと歌謡界の女王と言われる理由がよくわかります!

たとえば代表曲「川の流れのように」ですが、Aメロは非整数次倍音、サビ「ああ~川の流れのように~」に入ると整数次倍音となります。親近感とカリスマ性、この二つを持ち合わせているなんて何とも羨ましいというか天性というか、彼女の魅力が一気に湧きだしますね!
ソフトバンクの孫正義さんやジャパネットたかたの創業者高田明さんも声の使い分けはとても素晴らしいです。セミナーなどでは非整数次倍音で話すので親密感があります。プレゼンやテレビでは整数次倍音の強い高い声になっていてカリスマ性が増してますね!

声の響きは聞く人にすごく影響を与えることがわかりますね!自分の声質を確かめたり振り幅を広くすることで人間関係やコミュニケーション能力も上がるのではないでしょうか!

滑舌改善、オンラインレッスンやテキストレッスン、ピアノ、ギターの弾き語りレッスンも行なっております。

http://ula-voice.com/